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【解説】メルカリなどでよく見る「Xeon」はゲームに使えるのか?

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今回は、よくメルカリのPCなどに搭載されている『Xeon』という名前のCPUがどれくらいゲームで使えるのかについて解説していきたいと思います。

メルカリなどでゲーミングPCを探している方はよく『i7 6700と同等スペック』などと謳っているPCを見ると思います。

ですので、Xeonがゲームに使えるのか、実際のスペックはどうなのかについて解説していきたいと思います。

Xeonとは?

ここではXeonそもそも何なのかについて説明していきたいと思います。

そもそも、『Xeon』はサーバーやワークステーション向けに作られたCPUです。

つまり、ゲーム向けではないということです。

とにかくそれだけ知っておいてほしいので簡潔に書いておきました

XeonとCoreシリーズの違い

XeonとCoreシリーズの違いについて何個か挙げてみました。

Xeonは多コア・低クロック

『多コア・低クロック』というのは、コア数はたくさんありますが一つ当たりの動作周波数が低いということです。

基本的にゲームをするならコア数よりも動作周波数の方が大切です。

図に表すとこんな感じです。

この図のように、CoreシリーズとXeonシリーズでは1コアあたりの性能に違いがあります。

そして、ゲームは1コアあたりの性能が大事なのでゲーム向きではないということです。

ここが分かったら大体OKです。

用途が違う

Coreシリーズはほとんどの用途で使える

Coreシリーズは基本的に何でもできるCPUです。

ゲームや動画編集、3D作成などの幅広い分野に適しています。

ですので、一般の方は基本的にこれを使用します。

Xeonはサーバー、ワークステーション向け

Xeonは長時間安定した動作が求められる環境や超高負荷な作業をするときに重宝されます

ですので、ゲームなどには最適化されていません。
もちろん、値段の高いXeonだったらゲームにも使えますが、最近のXeonは平気で100,000円を超えるようなものがあるのであまりお勧めできません。

ここからは、ゲームに使えるのかに解説していきます。

結論:ゲームにはあまり使えない

結論からいうと、Xeonはゲームにはあまり使えません(高いものを除く)

下に理由を記載していきます。

なぜ使えないのか

一コアあたりの性能が低い

一番致命的なことですが、ゲームをするには一コアあたりの性能が低すぎます。

i7 6700と同等スペックといわれているXeon E3-1230 V5を使ったとしても、ゲームをするなら思った通りの性能が出ないことがあります。

より詳細な1コアあたりのスペックの差を知りたいならPassMarkなどを使って確かめてみてください。

ApexなどのGPUに依存するゲームならあまり差を感じにくいかもしれませんが、FortniteなどのCPUに依存するゲームならその差は顕著に現れます

CPUに依存するゲームとGPUに依存するゲームに違いについてはこんな感じです。

ゲームの場合、CPUはゲームのロジックや物理演算などを担当し、GPUはグラフィックスやエフェクトなどを担当します。CPUをよく使うゲームは、多くのキャラクターやオブジェクトが動き回るものや、ストラテジーやシミュレーションなどのジャンルです。GPUをよく使うゲームは、美麗なグラフィックスやリアルな光影があるものや、アクションやシューティングなどのジャンルです。

酷使されている可能性がある

最新のXeon(Xeon 6740E)は新品価格800000円以上するためここでは中古を使う場合について話しています。

Xeonはサーバーや高負荷な作業によく使われているため、CPU自体が劣化している場合があります。

CPUの寿命は20年以上あるらしいのであまり気にしなくてもいいかもしれませんが、やはり酷使されているという可能性を秘めているためおすすめはできません。

まぁ、とにかくちょっとギャンブルっぽい部分があるところを覚えておいてください。

次に進みます。

なぜメルカリではXeonを搭載したPCが売られているのか

「i7 ○○○○と同等性能!!」と謳ってメルカリでゲーミングPCを販売している人がよくいますが、なぜそのi7を使わずにXeonを使っているのでしょうか。

それについて解説していきます。

A.i7よりもXeonの方が安いから

さっそく結論を言いますが、なぜXeonを使うのか。

それは、安いからです。

そして、安いわりに性能を誇張しやすいという点もあります

実際、passmarkなどのスコアはi7 6700とXeon E3-1230 V5とほぼ同等ですので「i7 6700と同等性能」と謳うことができます。

次は、実際の値段の差について解説していきます。

i7 6700とE3-1230 V5での価格の比較

i7 6700の中古相場は8000円~

i7 6700の動作確認済みの中古相場はメルカリで約8000円~でした。

動作未確認品は5500円~でした。

1世代上のi7 7700は約10000円~でした。

メルカリでは動作未確認品の方が多い傾向にありました。
個人的にはメルカリで動作未確認品を買うのは危険だと感じているのでi7 6700の中古相場は8000円ということにしておきます。

E3-1230 V5の中古相場は2000円~

E3-1230 V5の動作確認済みの中古相場は約2000円~でした。

動作未確認品は見つかりませんでした。

E3-1230 V5はi7 6700と同等スペックなのに差額が約6000円あるのは魅力的に感じます。

なんとなくゲーミングPCの出品者がXeonを使っている理由が分かったと思います。

本当にXeonは安いです。ですが、ゲーム用途での性能は期待できません

まとめ

Xeonは、ゲームができないわけではないですが、ゲームに向いてません

ですが、同程度の性能をしたCPUよりも格段に安いです。

ですので、メルカリでXeonを搭載しているゲーミングPCを販売している人はあまり信用しない方がいいかもしれません。

「i7 ○○○○と同等性能!!」などと謳っている販売ページもあまり信用しない方がいいかもしれません。

とりあえず上の4つのことが大事なので覚えておいた方がいいです。

言いたいことも言えたので終わります。

終わり

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